２月２３日（金）、神戸大学ジャンモネＣｏＥ主催で金蘭千里高校生向けのミニシンポジウムを金蘭千里高校にて開催しました。会場には約１８０名の参加者が集まりました。
　まずは駐日欧州連合代表部政治部一等参事官アナ イザベル・サンチェズ ルイズ氏から「EUの人権保障について」というタイトルでEUの人権政策の内容について詳しくお話しいただいた後、神戸大学大学院経済学研究科ヴィエシボフスカ・アガタ講師より「EUの地域間経済格差：縮小か拡大か？」というタイトルで、EUの地域間の格差の現状を確認し、社会・経済結束に向けたEUの取組みについて分かりやすく説明いただきました。最後に神戸大学大学院国際文化学研究科小笠原博毅教授より、「差別するサッカー、差別に抗うサッカー：グローバル・スポーツをグローバルなまま考える」と題して、サッカーの二面性を説明し、特に人権を中心にしながら、いくつかの事例を取り上げ、お話ししていただきました。
　金蘭千里高等学校では今回のシンポジウムに先立ち、辻本校長先生によるEUに関する事前講義も行われており、また、中学から一貫して英語教育に力を入れているため、司会進行や質疑応答も英語により行われるなど、生徒たちの積極的な姿勢が見受けられ盛況のうちに終了しました。
　なお，神戸大学ジャンモネCoEでは，今後も高校生向けミニシンポジウムを定期的に開催する予定です。

辻本　賢　校長　　

サンチェス ルイス・アナ イサベル氏

　ヴィエシボフスカ・アガタ講師　

　小笠原 博毅教授

Ｑ＆Ａの１コマ 　

　閉会の挨拶　萩原　泰治　教授