7月11日（水）に神戸大学ジャンモネCoE主催で中高生向けのミニシンポジウムを神戸大学附属中等教育学校にて開催しました。会場には54名の参加者が集まりました。
　附属中等教育学校勝山元照副校長に開会のご挨拶をいただいた後、神戸大学大学院経済学研究科吉井昌彦教授が「欧州連合とは何か：歴史・仕組みとBrexit後の課題」というタイトルでEUの統合を詳しく説明された上で、現在EUが抱える課題、主に英国のEU離脱であるBrexitについてお話されました。そして、離脱の背景及び離脱のプロセスについて説明されたのち、EUの将来として考えられる5つのシナリオを紹介されました。
　講演後の質疑応答セッションにおいて、吉井教授が生徒たちからの2つの質問(EU統合の父の一人と言われているジャン・モネについてと英国のEU残留派の主張に関する質問)に丁寧に答えられ、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。
　なお、神戸大学ジャンモネCoEでは今後も高校生向けミニシンポジウムを定期的に開催する予定です。