大教・春











藤田誠一大学教育推進機構長からのご挨拶

 神戸大学は、1902年(明治35年)の神戸高等商業学校創設以来、「開放的で国際性に富む固有の文化の下、「真摯・自由・協同」の精神を発揮し、人類社会に貢献するため、普遍的価値を有する「知」を創造するとともに、人間性豊かな指導的人材を育成」することを大学の使命としています。また、学問の発展、人類の幸福、地球環境の保全及び世界の平和に貢献するために、国際的に卓越した教育を提供することを教育の基本理念と定めて、「人間性の教育、創造性の教育、国際性の教育、専門性の教育」の4つを教育目標としています(『神戸大学教育憲章』)。そして、このような教育方針に基づいて神戸大学の大学教育を担っているのが大学教育推進機構です。  
 大学教育推進機構は2005年(平成17年)7月に、それまでの大学教育研究センターを改組して設置されました。大学教育研究センターが全学共通教育の企画・運営を中心とする組織であったのと異なり、大学教育推進機構は全学の学士課程、及び大学院課程の教育に関する企画・戦略を検討する機関と位置づけられました。本機構の最高意思決定機関である「大学教育推進委員会」は各部局の評議員クラスの委員で構成され、神戸大学全体の教育に関する事項を審議することにより、教育改革を推進する役割が期待されています。  
 2015年(平成27年)4月に、大学教育推進機構は改組を行い、学部・大学院における教育のグローバル化を推進する組織として「大学教育推進本部」を設置し、経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援事業を担当してきたグローバル教育部を「グローバル教育推進室」として取り込みました。また、4年間を通じて展開する学士課程全体の教養教育の企画運営を行うため、全学共通教育部を「国際教養教育院」に改組し、新たな教育部会「ESD教育部会」を加え21の教育部会の体制となりました。さらに、全学の外国語教育の充実を図るため、「国際コミュニケーションセンター」を機構内のセンターとして位置づけました。  
 神戸大学は、「問題発見・解決型」グローバル人材の育成を目標としていますが、2016年(平成28年)4月からは、全学部生が卒業時に身につけるべき3つの能力「複眼的に思考する能力」、「多様性と地球的課題を理解する能力」、「協働して実践する能力」を「神戸スタンダード」として明示し、4年間の教養教育の目標としました。  
 日本および国際社会は問題発見・解決能力を持ち、国際舞台で活躍しうるグローバル人材を求めています。神戸大学は、日本人学生の海外派遣・研修の拡充、海外協定大学との間で、優秀な留学生を相互に派遣あるいは受け入れを促進するためのダブルディグリー・プログラムの充実などを通じて、大学をグローバルな「知」を探求する場に深化させたいと考えています。                    
Copy Right(C) 2006-2017 Kobe University IPHE.All Rights reserved.