体験談

夏実施コースに参加した学生による体験談です

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理学グローバルチャレンジNanyang/Sciコース(シンガポール)2017年9月17日~9月30日

今回の留学の主な目的は、①数学分野の英語に慣れる、②世界トップクラスの大学の学生について知る、③海外の大学の施設や制度を知ることでした。

この留学では2週間の間、南洋理工大学で数学の授業を受けました。英語で書かれた数学の本なら神戸大学の図書館にもあります。しかし、本で学ぶことと、実際の授業を受けることでは違いがあります。本と板書では表記の仕方が微妙に違いますし、本だと発音が分かりませんが授業なら説明が伴います。英語を使った数学授業を受けて、数学分野のライティングとスピーキングが向上したと思います。

南洋理工大学の学生は勤勉かつ積極的で、休み時間に勉強するのは普通のことであり、授業中も積極的に発言していました。留学中は私もよく発言しましたが、これは神戸大学の授業でも続けようと思います。

今後、長期留学をしたいと考えています。南洋理工大学の授業はLecture Theaterと呼ばれる映画館のように大きい教室で行われましたが、私には小さな教室の方が合っていると思いました。しかし、長期海外留学することを考えると、これに慣れておくとも重要だと感じました。

理学部2年生

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グローバルチャレンジコース(メキシコ)2017年9月9日~9月28日

私は2週間メキシコでのウミガメ保護のボランティア活動に参加しました。主な活動内容はウミガメの卵の捜索及び回収、子ウミガメの放流、ごみ拾いでした。特に印象に残っているのは初日に子ウミガメを放流した時のことで、私の手のひらよりもずっと小さいカメたちが波に運ばれているのを見て、自然の壮大さ、生命の神秘性を感じました。

また、現地には6か国から参加者が集まっており、ゲームをしたり、それぞれの国の料理をふるまったりして交流を深めることができました。充実した日々を送ることができたのですが、活動時間には苦労しました。母ウミガメは深夜に産卵するので、それに合わせて昼夜逆転の生活をしたことが体力的に負担でした。それでも、新鮮なことばかりのあっという間の2週間でした。

今回、このような国際的な活動に参加したことで、世界をより身近に感じるようになりました。今後は、より熱心に学業に取り組んで専門性を磨き、サークル活動を通して出会う人たちとの関係を大切にして、社会で活躍できる力を伸ばしたいと思います。

国際人間科学部1年生

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ニューヨークのアートとファイナンスのフィールドワーク(アメリカ)2017年9月4日~9月25日

ニューヨークでの3週間で一番印象に残っているのは、ニューヨーク・テネメント博物館です。ここは、かつて移民が暮らしていたアパートメントを当時の状態に修復して、彼らの生活を通して移民の歴史を伝える博物館です。ただ、当時の生活を展示しているだけでなく、当時の人物になりきった案内人が当時の生活を話してくれるというストーリー仕立てになっているので、私自身も当時の世界に入り込んだかのような感覚を味わいました。私は、移民について学びたいと思い国際文化学部に入学したので、この博物館は本当に興味深いものでした。

現在は、言語学に興味をもっており、将来は英語教育に関連する道に進みたいと思っているので、大学の英語クラスやニューヨーク方言に関する授業は勉強になりました。

今回の経験を通して、移民や英語教育への関心が一層高まりました。そして、できれば在学中に留学をしたいと考えています。

国際文化学部2年生

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フィールドワークチャレンジコース(マレーシア)2017年9月3日~9月27日

私はマレーシアへ行き、2週間の英語レッスン受講と、約10日間の企業訪問およびフィールドリサーチを体験してきました。

英語レッスンでは、全体的にスピーキングが重視されており、選択クラスの「ビジネス英語」でも自分の意見を表現することが求められました。この経験で、英語で話す力がついたと思います。

企業訪問では、数社の日系企業などを訪問したのですが、食品会社の工場訪問が一番印象に残りました。それは、社員教育の徹底やハラルへの対応のほか、商品の提供を介してサラダなどの野菜食をマレーシアに普及させたいと考えていることから、ただ商品を提供するのではなくマレーシアの人たちの健康に留意する姿が伝わってくるように感じたからです。

今回の活動を通じて、将来海外で働こう!という意識が明確になりました。そのために、もっと日本を理解したい、海外の人に日本を知ってもらいたい、そしてもっと英語の力を伸ばしたいと思いました。帰国して、日常の生活に流されそうにもなりますが、マレーシアで受けた良い刺激と学習意欲を保ち続けようと思います。

海事科学部2年生

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UPLB農学英語コース(フィリピン)2017年9月3日~9月23日

私がUPLB農学英語コースに参加したのは、英語への苦手意識を克服するために英語圏の国を訪れたいと思ったからです。

UPLBでは発音と会話に重点をおいた英語レッスンと、授業後にフィリピン人学生ファシリテーターによる商店街散策や美術館訪問などのプログラムがありました。また、レッスン以外のときも仲間同士で英語を使うようにしました。その甲斐があって、英語を話す自信につながりました。帰国後、日本で外国人観光客が困っているのを見たときに、自分から話しかけて助けることが出来ました。

フィリピンでの生活は、日本とは異なることが多々ありました。宿泊していた大学寮では、雨が降ればWi-Fiが途切れ、雨漏りがしました。断水は何度もあり、虫もよく出てきました。しかし、慣れると、断水に備えて水を蓄えたり、日本との生活の差異も気にならなくなり、順応性と対応する力を身につけたようです。日本がいかに恵まれているかを知りました。

今後は長期の留学をしたいと考えています。それまで、英語に触れ合う機会を増やしていこうと思います。

農学部1年生

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インターンシップチャレンジコース(モンゴル)2017年8月28日~9月24日

私は4週間、モンゴルのモンゴル高等専門学校で、日本語教育補助のインターンをしました。

まず、平日はモンゴル高専の日本語授業の補助業務に励みました。対象の生徒は1~4年生までいたので、それぞれの日本語レベルに合わせて対応するのは大変でした。しかし、生徒が熱心に取り組んでくれると、こちらも頑張ろうと思えて、毎日意欲的に活動することができました。また、日本語教師の方々とご一緒に仕事をさせていただく中で、仕事への向き合い方についても勉強になりました。

週末には、国際マラソンへの参加やJICA等の機関訪問、JUGAMO(Japanese University Graduated Association of Mongolia)との交流を通して、政治家から、会社経営者、大学教授といった様々な方々と出会い、世界は想像するよりも大きく、またそれは手の届くところにあることを実感しました。

モンゴルでの経験は、私が将来社会に出たときに具体的に役立つ知識や技能だけでなく、人として生きていく上で大切な社会性や寛容性を身につけることにつながったと思います。ここで得た経験を、大学での学習、クラブ活動、そしていずれは就職活動で活かしたいと思います。

経営学部2年生

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アジア・フィールドワークコース(中華人民共和国)2017年8月25日~9月5日

私は今回、上海とその郊外の太湖という湖に行きました。  現地の学生たちと深く関わりながら滞在することで、彼らの様々な考え方や人柄に触れることができました。自分の経験を通して、彼らの多様性について理解できたことは大きな収穫でした。

さらに、中国の素敵な面も多く見つけました。例えば、鉄道が単純明快で利用しやすいなど、特に交通機関において、上海は日本よりも優れている点が多々あります。また、上海の街中では、鉄道などの工事現場を何度も見かけました。上海は既に東京以上に発展した都市ですが、現在も目まぐるしく発展し続けていることを実感できます。一方、太湖の水質調査を通して、その急速な経済発展に伴う深刻な環境問題や、その改善が難航する理由なども深く知ることができました。

このように、今回のプログラムでは、単なる旅行では得られない現地の人々との密接な関わりの中、実体験に基づいて異文化を理解できたと思います。また、中国は広く、他の地域にもその地域ならではの新たな発見があるはずです。今回得た中国への親しみと関心を胸に、北京などにも是非行ってみたいです。

これらの経験はこれからの国際関係を考える上で、非常に大切な土台となると思います。

法学部1年生

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