体験談

春休み実施コースに参加した学生による体験談です

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KUPESコース 2020年2月22日~3月8日

EUフィールドワークコースは、日欧比較セミナーなどを通じてEUについて学んだKUPES生を対象としたプログラムです。私は今回のフィールドワークでフランス、イギリス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを訪れました。

EUの首都と呼ばれるブリュッセルでは欧州議会、欧州委員会、欧州対外行動庁といったEUの主要機関を訪ね、実際に勤務されている方々からお話を伺いました。欧州議会ではその役割と機能についての説明を受けた後に本会議場を見学し、欧州委員会ベルレモン本部ビルではEUが受賞したノーベル賞メダルの展示を実際に見ることができました。どちらの機関もEUの主要機関としてKUPESの授業で学んだ機関であったため、座学に加えて実際に見学することでそれらの機関がどのように機能しているのかに対する具体的なイメージが湧きやすくなりました。欧州対外行動庁ではどのような文民支援ミッションを行なっているのか、どのようにEUの重視する価値を世界に発信しているのかについてなど非常に興味深いお話を伺いました。EUの機関で働くとはどういうことなのか、EU加盟国の一員としてのアイデンティティとEU全体としてのアイデンティティのバランスなど、勤務されている方々の経験を伺うことでフィールドワークならではの学びを得ることができました。

EUの仕組みについて授業では学んでいたものの、実際にヨーロッパの国々を訪れて初めて学び、感じることが数多くありました。特に交換留学を控えているKUPES生にとって、留学前に一度ヨーロッパを見るという経験は留学に対するモチベーションを向上させると思います。今後もEUについてより知識を深めて留学に臨みたいと考えています。

法学部2年(渡航時)

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グローバルチャレンジコースA(ニュージーランド) 2020年2月5日~2月26日

私は、培ってきた語学力の確認と今後の英語学習の指針を得るため、まとまった時間のある春休みに、神戸GCPの学生企画型のコース利用して、約三週間、ニュージーランドの友人宅でホームステイをし、環境保護活動、フードバンク活動や困窮者支援など様々なボランティア活動に取り組みました。

環境保護のボランティア活動では山の中や川沿いで草刈り、外来種の駆除を行いました。ニュージーランドは環境保護活動が非常に盛んな国で、多くの留学生が活動に参加していました。彼らと様々な話題について話し合う中で、それぞれの文化や考え方の違いを知ることができました。積極的にコミュニケーションをとることで、相手の考えをより深く理解することができたように思います。

“Feed The Street”というホームレスや車上生活者に食事を提供するボランティア活動も行いましたが、驚いたことに、活動場所付近に住む多くの地域住民が活動に参加していました。メニューはサラダ、野菜スープ、ジャガイモコロッケ、ミートパスタ、マオリの揚げ焼きパン、チョコレートケーキなど作る物がたくさん!多くの作業があり、忙しい一日となりましたが、各々が任された作業をテキパキ行ったため、予定時刻より早く活動を終えることができました。私自身も、主体的に活動に参加することで、チームと協力して有意義な活動を行えました。

活動期間中、週末を利用しニュージーランドの北から南まで、あらゆる場所に行きました。ウェリントンにある議会を視察したり、クイーンズタウンで登山をしたり、ロトルアの温泉に入ったりと、ニュージーランドの様々な姿を経験しました。各地域の持つ文化、歴史を知り、それらを尊重すること、それにより初めて共生社会を築くことができると再認識しました。

今回の海外活動では、英語でのコミュニケーションは言うまでも無く、生活様式や会話の間の取り方など様々な面で苦労をしましたが、それら課題解決のため、努力しようとする向上心を伸ばすことができました。これからの人生の中で困難に直面したとき、今回の学びを生かして乗り越えていきたいです。

医学部医学科1年(渡航時)

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グローバルチャレンジコースA(ケニア・ウガンダ) 2020年2月5日~3月8日

私はグローバルチャレンジコースの学生企画型のプログラムにて、ケニアとウガンダを訪れました。今回参加したコースは参加学生自身が渡航先での学修活動を企画するものなので、比較的自由に自分の興味や関心に沿った様々な活動に取り組むことができました。

現地で行った様々な活動の中でもケニアとウガンダの両国を通じて行ったのが、日本から持ってきたサッカーボールを現地のチームや子どもたちに寄付して、サッカーで交流するというものでした。そして、現地の子どもや若者たちと町の公園や、ストリート、村の学校など様々な場所でサッカーの試合をしました。また、ケニアでは特に現地の野球チームにバットやグローブを寄付し、一緒に野球の練習も行いました。どこにおいてもボール一つで年齢や性別そして肌の色を超えてみんながつながり共に楽しむことができました。このような活動を通してスポーツが持つ力を改めて実感しました。ケニアやウガンダでは、それぞれの文化や言語を持つ多くの民族が一つの国に暮らしています。現在でも続く民族間の対立を乗り越え、お互いが手を取り合うためには、スポーツが大いに役立つことができるのではないかと私は感じました。

そのほかウガンダでは特に食を通じて現地農家や地域コミュニティ開発の支援をしている現地NGOを通して、二週間ほど村の農家にステイし、お世話になりながら、現地の農業について理解を深めることができました。特にこの団体の支援を受ける農家が取り組む持続的な有機農業について、日本とは異なる様々な農業のメソッドについて知ることができました。こうした活動を通して、現地の環境を破壊せずそのまま生かすことがどのようにして行われるのか、ということを学びました。また、二週間現地の生活に溶け込み、自分の肌でそれを体験することできたのは、非常に有意義でした。

今回、初めてアフリカを訪れ、私は様々な活動を通して多くの体験をすることができました。このプログラムで得た学びは今後の私の人生の糧になると思います。まずは次に行う長期留学にて専攻する開発学の勉強に活かしていきたいと考えています。

国際人間科学部グローバル文化学科2年(渡航時)

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インターンシップチャレンジコース(インド) 2020年2月17日~3月17日

私はインド、デリーにある日本語学校、NIHONGO CENTER(日本語センター)で4週間のインターンをしました。以前からインドにはその文化や生活、祭りなどに惹かれていたので、デリーに1か月間滞在できる今回のコースに参加しました。

日本語センターでは、朝10時から夕方18時まで、多くの生徒が勉強していましす。彼らが日本語を学ぶ目的はさまざまで、日本で働く、あるいは語学試験に合格するために通う生徒が多いようです。授業は日本語能力試験のレベル(初級、中級、上級)別にクラスを分け行われていますが、その全てのクラスの授業で、生徒の質問対応、発音練習など指導補助を行いました。その他の業務として、教材整理、生徒たちの宿題チェック、テストの採点などもしました。

滞在期間中は有名な観光地には行かず、近所を散歩したりバザールや小さなマーケットで買い物をするなどデリーの日時生活を楽しみました。また、3月上旬には春の到来を祝うホーリー祭にも参加。デリーに住むさまざまな人の生活を垣間見ることが出来ました。そして、少し疑問を抱いたことが驚きと共に発見につながり、「本物」を見る大切さを実感しました。さらに、積極的に現地の人と話し、その人の個性にも気づくことで、「インド人」と一括りに捉える姿勢を改めることも出来ました。

今後は、日本語センターで教える立場に立った経験を活かし、自分の専門分野の語学勉強に関して、目標設定や復習方法、運用練習などを参考に進めていきたいと思います。

文学部2年(渡航時)

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フィールドワークチャレンジコース(タイ) 2020年2月19日~3月4日

私は、大学の講義を受けたり語学を学んだりするだけではなく、国際社会を体験できる留学がしたい!という思いからこのコースへの参加を決めました。そしてタイでの2週間を通して、フィールドワークコースの魅力をたくさん感じました。

 例えば、様々なキャリアを積んだ方々とお話しすることができるということです。私たちが自分の力ではお会いできないような大企業の方や大学教授などとお会いし、お話を聞くことができるというのはこのコースの大きな魅力だと思います。国際社会の第一線で活躍されている方々は、私たちには想像もできないような視点から社会を捉えていたり、ご自身のキャリアについての深い考えを持っていたりしています。普段、大学生である私たちが国際社会を支える企業の方々とお話する機会は滅多にないことでしょう。そんな貴重な経験ができるのも、このフィールドワークコースならではの魅力だと思います。

また自分の興味関心を深める機会があるというのも、このコースの魅力の一つだと思います。例えば、自然に興味がある人は国立公園散策ツアーに参加したり、子供どもに興味がある人は自分で現地の孤児院にアポイントメントを取って訪問したりしました。遺産巡りでタイの歴史を身をもって感じることもできますし、食について興味があるならクッキングスクールへ参加することもできます。休暇などを有効に使い、主体的に行動すればするだけ、現地で色々なことを体験することができると思います。

たった2週間。されど2週間。皆さんも是非このコースに参加して、タイでの充実した2週間を送ってみてください。

国際人間科学部発達コミュニティ学科1年(渡航時)

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