体験談

夏実施コースに参加した学生による体験談です

トップ体験談 > 2019年度 夏実施コース参加体験談

モスクワコース 2019年8月6日~8月20日

私たちはロシアの学生として2週間を過ごし、その中で多くの経験をすることができました。

まずは、モスクワ大学でのロシア語講義です。私たちは寮から毎日地下鉄で大学に通い、現地のロシア人の先生による講義を受けました。そこではロシア語をロシア語で学ばなければならず、それになんとかついていこうとすることで語学力を上げることができました。また、実際に現地の方と会話をする機会があるため、生のロシア語に触れながら学んだことをすぐにアウトプットできて良かったです。

次に、様々なフィールドワークです。授業の一環として、もしくは自身の研究テーマのために何度もモスクワ市内をめぐり、新しいものや人と出会うことができました。私はロシアの食文化について調査をしたため、スーパーやレストラン、青物市場を回ってロシアの食べ物を楽しむことは、とても印象に残っている思い出です。ロシア料理は美味しいものばかりで、毎日の食事を考えるだけでもとても楽しかったです。

短い時間ではありましたが、私はこのモスクワ研修を通してロシアのことを知り、大好きになりました。そして、7人の仲間とともに過ごした2週間はかけがえのない思い出となりました。これからももっとロシアについて学び、知識や言語力をより高めていきたいです。

農学部1年

体験談一覧へ

理学SIITコース 2019年8月11日~8月31日

2019年8月11日から約3週間、タイのバンコクから車で1時間ほどのところにあるThammasat University の一つの学部であるSIIT(シリントン国際工学部:Sirindhorn International Institute of Technology)との授業に参加しました。この大学はタイの中でもトップクラスの大学で、3週間を通して日本では味わうことのできなかった貴重な経験をすることができました。

私たちは大学でタイの学生と全く同じ授業に参加し、タイの学生と行動を共にし、タイの食事を食べるといった、タイにどっぷりと浸かった生活を送りました。私の中でタイはまだまだ発展途上国だと思っていたのですが、SIITは日本以上にIT化が進んでおり自分の考えが甘かったことを感じました。また、日本ではいまだ紙媒体での勉強が主体ですが、学生は皆iPadで授業を受けており、先生もiPadで授業を行っていました。大学内にもiPadを販売しているところもあり、学習環境の違いを感じました。

一方で、日本のすばらしさを再認識することもできました。最も印象的だったのが衛生面の考え方の違いです。タイでは生肉も生魚も常温放置。ハエが止まった食べ物も提供する。道はゴミの香りが漂っている。日本ではありえない光景であったので私はとても衝撃を受けました。このような光景が日本で見られないのは国民の間ではこれがよくないことである認識が広まっているからでしょう。この意識が常識としてあることに改めて素晴らしさを感じました。

このプログラムを通して、タイという異国の地の文化や人に触れ、様々な考え方や視野を得ることができました。この経験を活かし将来の自分をつくる糧にしていきたいと思っています。

工学部応用化学科2年

体験談一覧へ

理学UPLBコース 2019年9月9日~9月27日

大学に入ったら、留学したい。そんな思いのなか見つけたのが、神戸グローバルチャレンジプログラムでした。そして参加したフィリピンUPLBでのプログラムはとても楽しく、刺激的なものでした。

一日目は、初め、みんなの前で英語で自己紹介するだけでも緊張して、何を話せばいいか分からず戸惑っていました。しかし、毎日の英語の授業の中には、発表する機会をあり、人前で大きな声を出すことにも少しずつ慣れてきました。また、プレゼンテーションの仕方についても教わりました。目線の配り方、自然なジェスチャー、姿勢などすぐに役に立つことばかりでした。最後には、プレゼンテーションをする機会も何度かあり、自分の成長に気づくことができました。

また、毎日現地の学生と交流できたことは、素晴らしい経験でした。初めは、私は人見知りしてしまって、なかなか話しかけることができなかったのですが、UPLBの学生の方がとてもフレンドリーに接してくれ、私も徐々にいろいろな話をすることができました。また、英語を教えてくれるだけでなく、フィリピンの文化やタガログ語についても教えてもらいました。逆に、UPLBの学生の方は、日本についての関心が高い人も多く、日本について話す機会も多くありました。UPLBの学生の方と過ごした時間は、私にとって忘れがたいものになりました。

フィリピンでの3週間はとても濃密な時間となりました。この経験をこれからの英語学習に繋げたいと思います。

理学部1年

体験談一覧へ

インターンシップチャレンジコース(モンゴル)2019年8月31日~9月28日

私は4週間、モンゴルの新モンゴル高専の日本語クラスで日本語教育の指導補助のインターンを行いました。

私のこのプログラムへの参加動機は長期休暇を有意義なものにしたい、そして未知のことに挑戦したいというものです。

日本語教育指導補助の仕事は書き取り練習のチェック、会話練習の相手や例文の読み上げ、教材作成と多岐に渡りました。日本語教育の専門知識がなくわからないことも多い中、現地の日本語教員の方々は親身に仕事を教えてくれました。生徒たちとも最後は打ち解けることができ、廊下で「先生、こんにちは」と声をかけてもらいやりがいと喜びを感じることができました。

高専での授業以外でも博物館やチベット仏教寺院の視察、伝統芸能の鑑賞、草原マラソンへの参加、ゴビ砂漠やテレルジ国立公園の訪問とモンゴルの文化・自然に触れる機会を多く得られました。また滞在先の寮では、現地の学生との共同生活を通じ、多くの交流の機会が得られ、価値観・生活習慣の違いを理解するとともに親睦を深めることができました。

今回の活動で私は状況対応力・チャレンジ精神を養うとともに、ほかの文化を理解し受け入れる寛容性を身に付けることができたと思います。

活動を振り返ると、私はモンゴルで出会った多くの人たちの助けのおかげで課題を乗り越えることができたと思います。今回の経験を自身の今後の大学での学修・卒業後のキャリアに活かすだけでなく、私を助けてくれたモンゴルの人たちのように他の学生に還元していくことができればと思います。

法学部1年

体験談一覧へ

サマースクールチャレンジコース(ベトナム・ハノイ貿易大学)2019年8月11日~8月31日

私はハノイ貿易大学(FTU: Foreign Trade University)のサマープログラムに参加し、3週間、ベトナムでの活動に取り組みました。現地のトップレベルの大学であるハノイ貿易大学では、講義を受けた他、企業訪問や観光など、内容の濃いプログラムを通じ異文化体験をすることができました。

講義はビジネス関係の授業のほか、プレゼンテーションテクニックの授業やベトナム語入門など内容は多岐に渡りました。レベルが高く、また全ての講義が英語で行われたため、英語力の向上を目標としていた私にとって大変勉強になりました。

大学がある首都ハノイだけでなく、ベトナム最大の経済都市ホーチミン市や、世界遺産なども訪問しました。またベトナム資本の靴工場、多岐に渡る事業をしている商社のオフィスや日系メーカーのTOTOを訪問しました。これらの視察では、ベトナムの経済発展の状況や観光業の振興状況を垣間見ることが出来ました。

私は今回のサマープログラムで留学へのモチベーションを得ることが出来ました。自分自身の英語力の不足や英語の必要性を痛感しましたが、海外で過ごす日々は毎日がとても刺激的でした。帰国後は長期留学も視野に入れ、さらに英語学習に励もうと思います。

経営学部1年

体験談一覧へ

フィールドリサーチコース(マレーシア)2019年8月31日~9月26日

マレーシアでは、現地の英語学校で2週間英語を学び、残りの約10日間で現地企業訪問やフィールドリサーチを行いました。

英語学校ではアフリカ系や中国、韓国、中央アジア等様々な国籍の人々と一緒に学び、休憩時間やランチタイムなどで親睦を深め、一日の授業が終わると連れだってショッピングをしたり、映画を観に行ったりしました。それまで海外を訪れたことがなく、日本人以外の知人もいなかった私にとっては、他国の人々と接し友達になることで「日本人以外の人」と「日本語以外の言語」で話す障壁が完全に取り払われた有意義な時間でした。

後半のフィールドリサーチでは、私はマレーシアにおける宗教、特にイスラム教とキリスト教について調査しました。神学校や宗教施設、現地の大学を訪問し、話を聞くことで、この2つの宗教を含んだマレーシアの宗教事情は日本で事前に得た情報とは大きく異なるものであることがわかり、自分の足で現地を訪れ、自分の五感を使って事実を確かめることの重要性を強く認識しました。また、このコースの仲間が調べた、「マレーシアの言語」や「マレーシアのスポーツ」に関するフィールドリサーチも興味深く、独自の観点から調査していてとても刺激を受けました。

1か月という短い期間でしたが、今回私がマレーシアで得たことは日本では決して得られないことばかりで、今回勇気を出してこのプログラムに参加して本当に良かったと思います。あまり海外というものに親しみのない私でしたが、これからも積極的に海外に行き、今回得た経験や教訓を活かして、将来海外で活躍できる人になりたいと思うようになりました。

法学部1年

体験談一覧へ

ボランティアチャレンジコース(ネパール)2019年9月1日~9月15日

みなさん、ナマステ!

今回のネパールでの活動、それは「こんなに充実した二週間はない!」と声を大にして言いたい旅でした。魅力は三つあります。

一つ目は、観光や施設訪問でネパールの文化や歴史、現状について知ることができるということ。遺跡巡り等で宗教や歴史を感じることができ、買い物等を通じて人々の生活の一部を知ることができました。また日本大使館やJICA、村の区役所を訪れて話をお聞きし、ネパールや各組織の取り組みなどについて知れたのも貴重な学びでした。

二つ目は、農村の小学校で子どもたちと一緒に活動ができるということ。僕はもともと子どもたちの教育に興味がありこのコースを希望したので、とても楽しみでした。今回は3校の小中学校の他に、大学や地域の学童保育に参加し、そこで事前に準備してきたダンスや工作、スポーツなどを通して子どもたちと楽しく活動しました。みんなとても喜んでくれましたが、子どもたちとの遊びはじめると果てしなく続き、僕たちは最後にはへとへとになって帰ってきました。めったに外部の人が来ない農村地域では、一緒に遊んであげることも僕たちができる大切な支援の一つなのかなと思いました。僕たちも彼らから多くのことを学びました。

三つ目は、仲間との絆をとても深めることができるということ。都市や村で二週間生活する中でお互いに支え合い、協力し合うことで非常に仲を深めることができ、日本に帰ってきてからもこの仲間もとい友人はかけがえのない存在となりました。

たった二週間でしたが、ここで得た経験は教育や国際貢献の場面だけでなく僕たちの生き方や考え方そのものに大きく活かされてくると思います。

今回は三つ紹介しましたが、この旅にはここには書ききれない魅力がまだまだたくさん詰まっています。ぜひ参加してその魅力を味わってください。ダンニャバード!(ありがとう!)

国際人間科学部1年

体験談一覧へ

グローバルチャレンジコースA(ウガンダ)2019年8月18日~9月30日

夏休みを利用し、6週間、ウガンダで有機農業を促進しているNPOでインターンシップに取り組みました。ウガンダでは労働者のうち7~8割の人が農業に従事していて、非常に大事な国の産業となっています。もともとアフリカに興味を持っていたので、実際にその国を支える多くの農家の人たちと接することで少しずつでもウガンダの現実を肌で感じることができ、とてもよい経験ができたと思います。

帰国して約1ヶ月が経とうとしている今でも鮮明に頭の中に残っているのは、現地で出会った農家の方たちのすごく純粋な笑顔です。彼らは常に笑っていて、私が「Are you happy now?」と聞くと、自信満々で胸を張って「Of course!」という答えが返ってきます。どれだけお金がなくて困っていようとも、彼らの笑顔はとても眩しくて、自分までつられて笑顔になることが何度もありました。確かに物質的な豊かさは日本のほうがあるかもしれないですが、だからといって日本がウガンダより優れているわけではない。逆にウガンダが日本より優れているわけでもなく、そこに上下関係など存在しない。互いに認め合って、互いの幸せを願いあえることが何より大切なのだ。それまで概念として理解していたことを、身体で感じることができました。

行く前は怖さもありましたが、現地へ行ってみて本当によかったと思っています。今回の経験を基に、これからも頑張っていきたいです。

国際人間科学部1年

体験談一覧へ

グローバルチャレンジコースB(ベトナム)2019年8月7日~8月25日

今回参加したベトナムで与えられたビジネスに関する企画を2週間で完結させるプログラムでは多くの学びを得ることが出来ました。その中でも、特に心に強く残っている学びを2つ紹介したいと思います。

1つ目は、生のビジネスの経験です。ベトナムで取り組んだ現地の英語学校の経営に関する企画は、日本でベトナムの情報を調べていく中で、ある程度想像できた気がしていて、日本で立案した企画案を少し変えるだけでことは進むだろうと考えていました。しかし実際は、現地で授業に関する教員へのアンケートや学校に通う生徒の保護者へのインタビューや現地事情など情報収集をしていくにつれ、それを根本から変更せざるを得ませんでした。その上、再度立案した案が、現地のプレゼンテーションで通らないことも何度もありました。現地の人たちのニーズを満たすことは簡単なことではなく、PDCAを何度も回すことで真に求められているサービスになることを実感しました。課題が山ほどありましたが、企画案が最終的に学校経営に有用なものとして採用されたときは、計り知れないほどの達成感がありました。

2つ目は、チームビルディングです。僕たちのチームは企画案を作成、再検討をして練っていく中、煮詰まり意見が衝突することもありました。本気で取り組むプログラムだからこそ、このようなことが日常茶飯事で起きます。この経験から本音で伝える大切さに気づかされた一方で、本音を言えるぐらいの関係の質の構築がとても重要だと感じました。

このプログラムで得た学びはこれからの僕の人生を支えていくと確信しています。この経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。

理学部2年

体験談一覧へ

グローバルチャレンジコースB(カンボジア)2019年9月12日~9月29日

地理的には近いのに意外と知らないアジアの国を自分の目で見てみたいという思いから、カンボジアを渡航先に選びました。2週間の滞在では、農村の小学校で授業をするボランティア活動と首都プノンペンの視察をしました。

ボランティア活動では、年齢がバラバラで言葉も通じない子どもたちに英語を教えるという無理難題に最初は頭を抱えました。それでも、現地NPOのスタッフや、他の大学生ボランティアと協力して最後まで授業をすることができました。

プノンペンでは、目に飛び込んでくる何もかもが新鮮で、写真を撮りたい!けれど、スリが怖い……というジレンマを抱えつつ様々なところを見て回りました。(結局何ごともなかったです。)高いビル、建築現場、古ぼけたアパート、路地裏で遊ぶ子どもたちなど、いろんなものがない交ぜになっていて、「発展途上国」という言葉の意味に触れたような気がしました。

私は、今回の活動を通して、自分の目で見て行動することの大切さを確認することができました。食事、トイレ、ゴミ捨てなどちょっとしたことでも、自分の感情が伴う体験は人づてに聞くだけでは得られません。崇高な目的はなくていいから、とにかく海外へ行ってみるというのも意味のあることだと思えました。これからの大学生活につなげていきたいです。

国際人間科学部1年

体験談一覧へ