神戸大学 医学のページ
 
◆教育部会の紹介◆
 医学部は、医学科と保健学科から構成されています。両科の複数の教員達が、「身体の成り立ちと働き」と「健康と病気」の2つの講義(オムニバス方式)を、学科相互で担当を入れ替えながら前期にも後期にも行ないます。
 職種的には、臨床系・基礎系の医師と研究者、看護師、理学療法士などが含まれ、それぞれの立場から力をこめて講義を行ないます。
 我々現在の人類の直接の祖先であるホモ・サピエンス・サピエンス(現生人類、新人)は20万から10万年前にアフリカで誕生したと考える単一起源説が現時点では有力ですが、当時の彼らも現代の医学・保健学の一般常識は喉から手が出るほど得たかったに違いありません。自分の身体の臓器・組織のことやありふれた病気のことを知らないままで、限られた人生を有意義に生きようとする時には、とかくマイナスの面が多いことになると思われます。
 本講義の到達目標は、万人が知っておくべき現代の医学・保健学の常識の獲得です(当然ながら、全てを網羅することは不可能ですが…)。講義をきっかけとして自らも積極的に学び、健康寿命の延長を図りましょう。
 
◆科目一覧と概要◆
授 業 科 目
授 業 内 容
 身体の成り
  立ちと働き
人体は様々な器官(臓器)から構成されており、互いに影響を及ぼし合いながら、それぞれに独自の役割を果たしている。本講では、主要な器官の構造と機能を講述するとともに、人体全体としての成り立ちと働きを概説する。
 健康と病気 健康とは肉体的、精神的、社会的に完全に調和のとれた状態である。本講では、健康とは何か?病気はなぜ起こるのか、健康の維持・増進、病気や障害の予防、病気の診断と治療、byオウンや障害者に対するケア、機能回復と社会復帰など、最新のトピックスを含めて、医学や保健学における重要な命題を概説する。
 
◆リンク◆
【神戸大学】