神戸大学 歴史と文化のページ
 
◆教育部会の紹介◆
 「歴史と文化」教育部会をここに簡単にご紹介します。現在(2010年10月)この部会は、人文学研究科(14名)、国際文化学研究科(5名)、人間発達環境学研究科(4名)の3つの研究科、計23名の教員によって構成されています。
 開講しています授業科目は、日本史、西洋史、アジア史、考古学、歴史と現代、科学史、芸術史の7科目で、「歴史と文化」にかかわる多様な領域を扱っています。いずれの科目も、実証的研究の成果に基づき、人類社会の歴史的発展の過程について、さまざまな観点から論じられることになります。
 歴史を見つめることは、いまに生きる私たちのあり方を見直す機会を提供するものでもあります。旺盛な問題意識をもった学生の積極的な受講を、私たち教員は心から期待しています。
 
◆科目一覧と概要◆
授 業 科 目
授 業 内 容
 日本史 日本社会の歴史的特質を、古代から現代にわたる各時代の政治、社会や生活文化の動的な分析を通してあきらかにする。
 西洋史 ヨーロッパを中心に古代、中世、近代の歴史に即して、その時代の統治構造や社会観系、生活文化をとらえる。
 アジア史 多様な展開を見せているアジアの各地域の歴史に即しつつ、その域内外の相互連関を重視し、統治構造や社会関係、文化をとらえる。 
 考古学 歴史的遺跡、遺物保存の方法を紹介しながら、当時の社会の実態を復元するとともに、その社会構造や生活文化についても考察する。
 歴史と現代 近代国家形成とナショナリズム、国際関係史など錯綜する現代を読み解くために、伝統的な社会構造を視野に入れながら、現代世界を歴史的に考察する。
 科学史 現代における科学技術文明の功罪を省察し、さらに未来への展望を得るために、東西における科学、技術、医学の成立、展開、受容を歴史的具体的に検証し、それらが社会や文化に及ぼした影響を総合的に考察する。 
 芸術史 人間はこれまでさまざまな方法で芸術表現を行い、受容してきた。美術、音楽、デザイン、ファッションなどの領域において、時代や地域の文化的文脈を解明しながら芸術の歴史を考察する。
 
◆リンク◆
【神戸大学】