平成16年度後期 全学共通授業科目 担当教員による授業評価

 

実施概要

(1)   実施時期

  平成17114日(金)〜222日(火)。なお、教員アンケートの提出は後期分の成績報告書提出期間とした。

(2)   実施方法

  担当教官が期間中にアンケート票を共通教育課教務係より受け取り、記入後提出した。

(3)   実施対象

  大学教育研究センターが開講する全ての全学共通授業科目。昼間主コースの577科目と夜間主コースの25科目の計602科目。

(4)   提出数

  期限内に提出されたアンケート票は、昼間主コース487科目(84.4%)、夜間主コース22科目(88.0%)の計509科目(84.6%;昨年度後期77.9%)であった。

(5)   質問項目

  授業評価については以下の選択式8項目と自由回答5項目の13項目とした。

 

分析結果

 昼間主コース、夜間主コースのそれぞれについて、また、科目区分や教科集団ごとに平均値を求めて表にしたものを別紙にまとめる。なお、「教育規模」、「出席状況」、「受講態度」が5段階、「教育目標」、「授業計画」、「授業進度」、「達成度」、「休講回数」が4段階である。「授業計画」の選択肢は5つあるが、5番目の「今年度初めて担当した」の回答は平均値を計算する際に除外した。「休講回数」「教室規模」を除き5段階、4段階の評定尺度は「1」が評価が悪く、値が高いほど評価が良いことを意味する。休講回数は「1」が「ない」、「2」が1回、「3」が2回、「4」が3回以上である。「教室規模」は「1」が「多すぎる」、「2」が「やや多い」、3が「ちょうどよい」、4が「やや少ない」、5が「少なすぎる」である。

 図1は昼間主、夜間主の平均値を並べて示したものである。平均を基に昼間主と夜間主を比較する。担当教員は、昼間主は夜間主より休講回数が少なく、学生の出席状況が良い一方、教室規模は大きく、学生の受講態度が悪いと評価している。

 図2は区分2別に平均を並べて示したものである。情報は教育目標を担当教員全員が良く知っており、休講も全くない。出席状況は健康スポーツ科学と外国語がよい。外国語は他の区分より学生による授業評価を以後の授業改善に役立てている。休講回数は視覚面鏡のための科目が他の区分より多い。

 区分3別に平均を算出してみると、ところどころで平均が2未満であった。4段階評価で2未満ということは担当者自身がかなりネガティブに評価しているということを示している。こうした項目については原因を究明し、改善を図ることが期待される。

図1 コース別全体平均

 

図2 区分2別平均