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2020年2月18日、ジャンモネCoE主催のミニシンポジウムを金蘭千里高等学校の生徒を対象に開催しました。

 金蘭千里高等学校で行われたこのミニシンポジウムでは、157名の生徒に対して、3名の講師による講演が行われました。
 まず初めに、リチャード・ケルナー氏(駐日欧州連合代表部)より 「EU in the world and EU-Japan Relations」というタイトルで、EUの概要やEUと日本との関係等について、英語で講演が行われました。講演後、イギリスのEU離脱についての質問があり、 現在のEU及びイギリスに対しての関心の高さを垣間見ることができました。次の講演では、藏重久弥教授(神戸大学先端融合研究環)が「放射線シミュレーションとGeant4とその応用」と題した講演の中で、 まず国際的なプロジェクトであるGeant4の紹介をされた後、放射線に関する基本の知識から放射線の医学療法への応用についてまで具体的な例を示しながら、分かりやすく説明されました。 最後の講演では、新川匠郎講師(神戸大学大学院国際文化学研究科)が「ドイツにおけるポピュリズム:ヨーロッパの多文化社会の課題について考える」というタイトルで講演をされました。 新川講師は、ドイツに焦点を当て、移民・難民に対するドイツ国内の考え方や課題、そしてそこから生じた新たな問題を述べられ、最終的に現在ドイツで生じている課題に対しての解決策について詳細に説明されました。
 シンポジウムに先立ち、辻本賢理事長(金蘭千里学園)によるEU関係の事前学習や学校での充実した英語学習により、生徒たちは熱心に講演に耳を傾け、英語での質問も積極的に行われました。 神戸大学ジャンモネCoEは、今後も高校生を対象としたミニシンポジウムを定期的に開催していきます。

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国立大学法人 神戸大学