2020年3月2日（月）に神戸大学ジャンモネCoE主催（関西プレスクラブ後援）でジャーナリスト向けワークショップを開催しました。
　関西地区のジャーナリストを対象に「欧州からみた日中韓関係」をテーマに吉井昌彦神戸大学大学院経済学研究科教授兼神戸大学理事・副学長及び 辛島神戸大学大学院国際文化学研究科准教授が経済学的視点と文化交流の視点でそれぞれの講演を行われました。まず、吉井教授は、「EUからみた中国‐二つの相反する立場」 と題した講演で、EUの対中国戦略について肯定的な側面（中国の経済発展）と否定的な側面（中国の外交政策）の２つの側面を様々なデータを基に説明されました。 次に辛島准教授による講演では、「欧州からみた日中韓関係：中東欧への文化外交から考える」というテーマで、日中韓それぞれの文化外交に関する比較などについて講演されました。
　それぞれの教員による講演終了後の質疑応答の際には、10名の参加者からＥＵとロシアとの関係や韓国の文化政策等についての質問があり、ジャーナリストと教授間で積極的な意見交換が行われました。