神戸大学 外国語第U部会のページ
■各言語ページへのリンク
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■外国語第II教育部会について
本学の学部学生(編入学生を除く)は、「外国語第T」としての英語(必修)に加えて、「外国語第U」として、ドイツ語(独語)、フランス語(仏語)、中国語、ロシア語の4つの外国語から1つを選択し、履修することとなります。英語に加えてもう一つの外国語を学習して、より多角的な視野・思考を身に付けることができれば、これからのグローバル社会で活躍していく上でも必ず役に立つでしょう。
※大学入学までに多少の学習経験がある場合でも、より学術的にその外国語の学習を深めていきたい場合には「外国語第U」として履修することに問題はありません。ただし目安としてはネイティブレベル、あるいは既習外国語である英語並みにその言語の運用能力と関連する知識を持っている場合には、他の言語を「外国語第U」として履修することを勧めます。
■第二外国語を学ぶ意義
神戸大学では全ての学部の学生が、少なくとも1年間をかけて、ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語の内、自ら選択した一言語を学習します。このような外国語第Uの学習には、主に次の3つの意義があります。
既修言語の相対化
皆さんはこれまで英語を学習してきたことで、日本語というものが言語として唯一のものではなく、英語というまったく異なるシステムをもった言語があることを知ったでしょう。つまり、英語という新たな視点により、母語を客観視できるようになったわけです。しかしながら今度は、英語をついつい絶対的な基準とみなしてしまってはいませんか? 実際には、世界には英語以外にも様々な言語があります。英語に加えて更にもう一つ外国語を学習することで、英語という外国語がどのような特性をもった言語なのかがあらためて客観的に見えてくることでしょう。つまり、英語の知識を相対化することで、英語に対する理解、さらには日本語や言語一般についての理解を深めることが出来るはずです。
知識体系の習得訓練
これから皆さんは、英語においては中学から高校にかけての約4年間で学習したような文法や発音の基本システムを、1年間で学習していくことになります。けっして容易な作業ではありませんが、一つの言語の基本システムをいわば「パッケージ化」された知識体系として学習する過程を経験することにより、これから各々の専門分野に進んでからも、各分野の知識を体系立てて自分で学習していくことが容易になるでしょう。
教養としての外国語学習
グローバル言語としての英語は、その言語が生み出されたイギリス文化から切り離され、コミュニケーションのためのツールとみなされるようになりました。しかしながら、言語とその言語を生み出した文化とは本来切り離すことのできない関係にあります。独仏中露の一言語を学習することで、その言語圏の文化もあわせて学習し、人間の言語活動が現代社会を形作っている文化や制度に対してどのような役割を担ってきたのかを学んでください。