KOBE UNIVERSITYSOLAC神戸大学 大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター

保田 幸子(メディア研究部門 教授)

担当授業

共通教育
Academic English Literacy, Advanced English (Business Writing / Email Writing)
大学院
言語科学論特殊講義 (第二言語習得論と外国語教授法), 外国語システム論演習(Research Methodology: Measuring and Assessing Language Development),
Academic Communication (Writing Research Papers)

 

 

専門分野

第二言語習得論

子どもまたは大人が第一言語(母語)を獲得した後に,どのように「もうひとつの言語」を習得するのかについての研究を行っています.

第二言語ライティング

四技能の中でも特に「書き言葉」の習得に関心があり,学習者の「ライティング能力」や「アカデミック・リテラシー」の発達に関する研究を行っています.

教授法・カリキュラム開発

上記の研究で得られた成果を,外国語教育の質向上(教授法,カリキュラム,タスク開発)に還元することを目指しています.

 

著書

 

主要論文

  • Yasuda, S. (2018). Learning-to-write and writing-to-learn in a foreign language. TESOL Ontario’s Contact Magazine, Fall 2018.
  • Yasuda, S. (2014). EFL writing in Japanese instructional contexts: Present perspectives and future directives. Asian EFL Journal, 16 (4), 155-202.

 

最近の活動

これまで,ジャンル分析(genre analysis)やジャンル準拠指導法(genre-based pedagogy)など,ライティング教材ライティング教授法開発に向けた実証研究(書き手の言語的特徴の変化の縦断的調査)に取り組んできました.

昨今は,書き手のヴォイス(a writer’s voice)がどのような言語的・文体的特徴で表現されるか,それをどう評価するかといったテーマに関心を持っています.というのも,書き手のヴォイスは,ライティング能力を評価する際によく使われるルーブリック(analytic scoring)の中では,ほとんど注目されてこなかったからです.しかしながら,どんな文章も書き手のヴォイスと切り離すことはできません.現在は,特に,中立的・客観的であることが良いとされてきた科学論文で,どのように書き手のヴォイスが表現されているか,その言語的・文体的特徴を抽出するプロジェクトに取り組んでいます.

趣味はマラソン,韓国語学習,コーヒードリップ.

 

メッセージ

学部生の方へ

「もうひとつの言語」を学ぶことは,「もうひとつの見方や考え方」を身につけることを意味します.英語を学びつつ,ものごとを測る「ものさし」を自分の中に増やしていきましょう.

大学院生の方へ

学習者はどのように外国語能力を習得するのか,また,そのような力を育てるにはどう教えればいいのか,答えは一つではありません.第二言語習得理論は,一つの正解ではなく,様々な可能性について考えるきっかけを与えてくれるはずです.

 

コンタクト

研究室:D621
メールアドレス:syasuda(アット)opal.kobe-u.ac.jp
ホームページ:https://kobe-edu-yasuda.jimdo.com (日本語)
http://satchy.jimdo.com (English)


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