大教・春












大村直人 大学教育推進機構長からのご挨拶

神戸大学は、開放的で国際性に富む固有の文化の下、「真摯・自由・協同」の精神を発揮し、人類社会に貢献するため、普遍的価値を有する「知」を創造するとともに、人間性豊かな指導的人材を育成することを使命とし、2002年に制定した教育憲章において、学問の発展、人類の幸福、地球環境の保全及び世界の平和に貢献するために、国際的に卓越した教育を提供することを教育の基本理念と定めました。この基本理念の下、教育憲章で定められた「人間性の教育、創造性の教育、国際性の教育、専門性の教育」の4つの教育目的を達成するために、全学の教育を担っているのが大学教育推進機構です。

大学教育推進機構は2005年7月に設置され、全学の学士課程、及び大学院課程の教育に関する企画・戦略を検討する機関と位置づけられました。また、2015年4月に、学部・大学院における教育のグローバル化を推進する組織として「大学教育推進本部」を設置しました。現在機構は、大学教育推進本部に加え、全学共通教育を担う国際教養教育院、全学の外国語教育の充実を図るための国際コミュニケーションセンター、大学教育を研究するための大学教育研究推進室から構成されています。

2016年には、教養教育の目標である「神戸スタンダード」を明示し、全学部生が、「複眼的に思考する能力」、「多様性と地球的課題を理解する能力」、「協働して実践する能力」の3つの能力を卒業時に身につけることを目標としました。

現代社会は、デジタル化、知識集約型社会へと急速に変化する一方で、地球温暖化などの地球規模的課題に直面しています。このようにダイナミックに変化する環境の下、地球規模的課題に取り組み、解決できる人材を育成するため、大学内外の多様な方々と共創教育を実践し、知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点を形成して参りたいと思います。

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