「EUレクチャー・シリーズ」第13回:在名古屋トルコ共和国総領事ウムット・リュトフィ・オズテュルク氏による講演会を開催しました(1/11)

2022/01/14

1月11日(火)、在名古屋トルコ共和国総領事館のウムット・リュトフィ・オズテュルク総領事が「EUレクチャー・シリーズ」第13回として「日本とトルコの友好の歴史」のテーマで講演されました。講演会は、本学の全学生と教職員に公開され、10名の参加がありました。うちKUPES生5名が「日欧比較セミナーⅡB」特別講義として出席しました。司会のエルカン・キビリチム准教授(国際教育総合センター)より、オズテュルク総領事の略歴が紹介された後、講演が始められました。

オズテュルク総領事は、初めにトルコの基本データと国土の美しい自然、数々の史跡や文化遺産について概観した後、トルコの外交政策の主要事項について、現在の国際情勢の急激な変化を踏まえつつ説明されました。トルコが中東地域における安全保障の上で重要な役割を担い、温暖化対策やデジタル化などの地球規模の課題においても大いに貢献していることが述べられました。次に日本との外交関係について、オスマン帝国時代のエルトゥールル号遭難事件(1890年)における沿岸漁民による救援活動やイラン・イラク戦争におけるトルコ航空機による在留邦人の救出(1985年)について言及された後、両国関係の発展について説明され、国際社会が大きな転換期を迎える中、両国の協力が今後ますます重要となる旨、強調されました。