Aspects of EU Economies (Advanced Lecture)においてクレメン・ポーラック氏(駐日欧州連合代表部政治・広報部の一等参事官)による講演を行いました(6/22)

2022/08/02

2022年6月22日(水)、大学院科目Aspects of EU Economies (Advanced Lecture)にて、クレメン・ポーラック氏(駐日欧州連合代表部政治・広報部一等参事官)をお迎えする機会がありました。 ポーラック氏には、「日本とEU:激動時代における戦略的パートナーシップ」と題して、講演を行っていただきました。この講演には本学の7名の学生(同授業の履修登録者5名を含む)および3名の教員が参加しました。

ポーラック氏は、気候変動とCovid-19のパンデミックへの対応、そして人権と平和構築の推進において、グローバルなアクターとしてEUがどのような役割を果たしているかを説明されました。また、ロシアによるウクライナ侵略後のEUならびにG7によるロシアに対する制裁実施において、EUが一致団結した対応をとっている点を強調されました。さらに、日・EU関係における幅広い協力(例えば日・EU経済連携協定、日・EU戦略的パートナーシップ協定、日・EUグリーンアライアンス)にも触れられました。最後に、リチャード・ケルナー氏(駐日欧州連合代表部政治・広報部学術協力担当)がヨーロッパへの留学について参加者の学生たちに説明されました。 講演の中で学生たちは積極的に参加し、多くの質問が出されました。(質問の例として、EUの海外防衛ミッションにおける各EU加盟国の参加方法、死刑制度など相手国がEUとは異なるスタンスをとっている場合のEU対応など) それらの質問に対して、ポーラック氏は丁寧に答えてくださいました。

Aspects of EU EconomiesはEUの経済に特化した科目のため、今回の講演は学生たちにとって、喫緊のグローバルな課題への対応におけるEUの重要な役割についての視野や見解を広げる大変良い機会となりました。