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実施責任者メッセージ

世界に向けて発信できるグローバル人材の育成を目指して

阪野智一

 神戸大学は、教育理念に「真摯・自由・協同」の精神を発揮できる、人間性豊かな指導的人材の育成を掲げ、グローバル・ハブ・キャンパスの実現を目指しています。また、国際都市神戸の持つ開放的な地域の特性を活かしながら、教育目的に人間性、創造性、専門性、そして国際性の教育を掲げています。特に、国際性の教育については、多様な価値観を尊重し、異文化に対する深い理解力を有し、コミュニケーション能力に優れた人材の育成を目指しています。今日、グローバル人材に求められる教育目的を、先取り的に掲げているといってよいでしょう。

 平成24年度に採択された文部科学省「グローバル人材育成推進事業」においては、この教育理念の下で「問題発見型リーダーシップを発揮できる人材」の育成、つまり現実世界に潜む問題を社会に先駆けて発見し、世界に向けて発信できるグローバル人材の育成を目指します。

 グローバル人材に一般的に求められるのは、優れた外国語能力・コミュニケーション能力、異文化と日本文化への深い洞察力、そして旺盛なチャレンジ精神です。しかし、決してそれだけではありません。グローバル社会の様々な分野において、「問題発見型リーダーシップ」を発揮できるグローバル人材となるには、深い教養とそれぞれの分野における高度な専門性が欠かせません。  そこで神戸大学では、本事業の取組学部である人文科学系と社会科学系の全6学部の専門科目において、英語等の外国語で授業が実施される「グローバル専門科目」を設けています。しかも、各学部の学生は、自学部だけでなく他学部の「グローバル専門科目」を履修することで、国際的に通用するより高度な専門性を養うことができます。

 開放的な文化を持つ国際都市・神戸にある本学で知的にチャレンジングな学生生活を送り、これからの日本社会に必要不可欠な問題発見型のグローバル人材を目指してください。

 神戸大学は、グローバル人材育成のための取組を学内で一層推進していくだけではなく、地域の拠点大学として牽引する役割が広く社会から求められています。それに、着実に応えて行きたいと考えています。


平成25年4月

実施責任者 阪 野 智 一

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